アジアなどの新興諸国は人口増加、急激な経済発展とともに水使用量は増加の一途である一方、排水処理が追いつかず、水質汚濁等の深刻な環境汚染に直面している。養殖業界や畜産業界、工業などの産業排水、産業で出てくる空気などの汚染も深刻である。流体に対して分解効率の維持できる光触媒コーティング技術があれば、メンテナンスのコストを抑えながら、世界の匂いや水の課題を解決できると考えている。
たとえば、日本でも実際に畜産の匂いや感染課題に対して、現状の空気清浄機や換気扇では不十分であるという課題がある。アジアなどの新興国では電力供給が不安定なところもあるため、非電力で浄化を行うニーズもある。換気しながらウィルスを除去ができることで、現状の空気清浄機の浄化能を向上させることができる。実際にこれらのメーカーなどと課題解決の検討を始めている。